土曜日のNHK「おはよう北海道」をご覧いただいた皆様ありがとうございました。
ウェブサイトのアクセスも増えていて驚きました。
たくさんメッセージもありがとうございました。
お問い合わせやお申込みも有難うございます。
百聞は一見にしかずでしょうか。
10分弱の番組を見て、ヨガのイメージや理解が変わった方もいたことと思います。
ヨガを生かす
障がい児者とヨガ、分かりにくい広まりにくいことをしているのかもしれません。
ヨガで大事にしている呼吸・感覚・動きは、発達をみていくのに欠かせない脳の働きと非常にリンクしています。
脳の中を覗くことはできなくても、呼吸・感覚・動きを観ることでどこにどのような偏りがあるかの予測がつきます。
つまり、ヨガは発達を観て、発達・成長を促すのによいツールになり得るのです。
個別のヨガセラピーを1年半以上受けてくれているののちゃん。
取材が入った約1時間のセッションの中でもどんどん表情が変わっていきました。
人はいつでも成長する
誰もが発達・成長に凸凹があります。
変化や発達・成長とは、今自分が立っているところからの伸び幅・変化です。
他と比較することで見える違いは、発達・成長の幅ではありません。
また、その他との差を縮めることが発達・成長でもありません。
1人ひとりがたどる人生の道が違うように、発達・成長の道筋やペースも異なります。
番組冒頭に出てきた車椅子ユーザーの男性も、初めてヨガに来た時から比べると身体が随分と締まりました。
車椅子の乗り降りや身体の向きを変えるのも早くなりました。その軽やかさは、当時では想像できないほどです。
今、彼は「自分でできる」とあらゆる動きに自らチャレンジをします。
この気持ちの変化に年齢は関係ありません。
どうしたら出来るかなを考える
できないと思えばできない。
できるようになりたいと思ったらやる。
迷ったり、困ったり、止まったり、逆戻りしたり、ぐるぐるしたりもします。
常に、どうしたらできるかなを考え試し、また考えて試しての繰り返しです。そうやって物事は続いていきます。
絶対にあきらめない!続けなければならない!と意地になってやるのではなく、手法は100万通りあると思って探究していくのがコツです。
安全、安心、楽しい
目の前のことを丁寧に観察して、ち密に関わりを考えていきます。
様々な障がいのある方たちと関わっていますので、最優先は安全であること、互いに安心できることです。
当事者の方たちが怖がったり、緊張を強めるようなことは論外ですが、指導やサポートをする側も怖がらないことがとても大事です。
安全への配慮があるから、安心して、思い切り楽しんでもらえます。
大通クラスは多くのサポーターに協力してもらっています。
誰かがいてくれる。
それだけで心強いものです。
1人では難しいと感じることも、少しのサポートで飛び越えられることがあります。
できた!を実感した時、人はとてもいい顔をしますね。
笑顔
目の前の人が笑ってくれたら。
それで問題が解決する訳ではないけれど、向き合う力になります。
だから、そこに集まる人が笑顔になる場を増やしてきたい。
場を作るのは人です。
関わる人が、増えていくようにこれからも努力していきたいと思います。
改めまして取材いただきました工藤恵理奈さま、NHK札幌のスタッフさま、ご協力くださった参加者の皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
今、こうして私がヨガを通して様々な年代、障がいのある方たちとそのご家族に関わるのは教員時代の経験があったからです。
出逢ってきた子どもたち親御さんたちから多くのことを学んできました。
どんな障がいがあっても必ずできるようになることがある。
言葉がなくても心を通わすことができる。
そう信じることに、これまでもこれからも変わりはありません。
最後に、初任者時代の写真の提供を快く了承くださいましたKくんとお母さん、ののちゃん、Fくん、Mちゃん、関わってくださる全ての方へ
ありがとうございました。