ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、もう一つ春休みの旅の思い出を。
長野での合宿後、東京で1泊して群馬に移動しました。
留学時代の友人と久しぶりに会いたいな〜と連絡を取ったところから、あれよあれよと友人Mayumiのママ友仲間で“寺ヨガチーム“が結成。春休みの親子ヨガ@瑞岩寺(住職は、メディアに多数ご出演の長谷川 俊道さん)の準備を整えてくれました。
ママ友のチーム力に脱帽です。
フライヤー、ライン@作製、夕方に終わるからママに嬉しいお惣菜セットの販売などの手配が早い早い。
そして、あっという間にお申込みもいっぱいになり、春休みの親子イベントを楽しみにしてくれてる方がたくさん。
私は現地にいないので全てお任せでした。
ちょうど桜の咲くころと期待していた東京ではすでに葉桜。群馬でも見ごろは過ぎていたようですが、瑞岩寺には素晴らしい枝垂桜や燃えるような赤い梅や椿が咲いていました。
北海道より一足早い春の彩に心を奪われつつ、この日のために準備してきたくれたことがきっと皆さんの笑顔で結ばれるとワクワクしてきました。
親子ヨガの前に、敷地内の特養老人ホームでの”ふれあいヨガ“も企画してくれていました。
寺ヨガチームの子どもたちと初対面でしたが不安などなく、スタート。
高齢のおじいちゃん、おばあちゃんたちと手を触れ合ったり、肩に手をかけたり、一緒に大きな声を出すうちにお互いに表情も解れて、子どもたちが自分たちから積極的に関わる姿が見られました。
最後に皆さんと握手をして歩きましたが、子どもたちとのふれ合いを喜んで涙を流している方もいました。
お孫さんを思い出したのでしょうか。
その姿に子どもたちも感じるものがあったようで、最後にもう一度「自分たちで挨拶したい」と前に並びました。
一番年長の男の子が自ら志願して自分の言葉で挨拶をしました。
子どもたちの順応性と学びの早さに感心です!
何より、お年寄りの皆さんや職員さんたちも喜んでくれた様子に安堵でした。
そして、本堂へ移動して、住職による法話がはじまりました。
子育てに関して親がするべきことすべきではないことなど、長谷川住職のお話は分かりやすく参加の皆さんもうんうんとうなずかれていました。分かってはいても。。。ということも多いでしょうが、こうして話を聞く時間を持つことが心の余裕にも繋がるのではないでしょうか。行ったり来たり、迷ったり間違ったりしながら子育ても人生も進んでいくものです。
そして、ヨガはその中での心の在り方を感じていくにはとてもよいです。
お子さんと一緒に、ほんのちょっと手放しで夢中になって笑ったり転がったりできると、また物事の向き合い方に気づきがあるかもしれません。
さあ、いよいよ親子ヨガ。
気づけば50人近い、、、こんなにたくさんの親子とヨガは初めてでしたが、チャレンジである程ワクワクです。
そこに集まったみんなが、初めましてさん同士でも、笑って楽しめるように。
6人ずつの輪になってウォーミングアップからグループワークを入れて、最後はすべてのグループが繋がって1つの大きな輪になりました。
本堂いっぱいに広がる木のポーズの輪。
いっぱい笑って転がって、最後にみんなで繋がった時の集中力。
皆さんと初めてとは思えないエネルギーでした。
いっぱい身体を動かし、いっぱい笑った後のシャバアサナはとてもいい時間でした。
ちょっとチョロチョロしていたお子さんもお母さんの隣で、お友だち同士でぐっすり穏やかな呼吸が聞こえてきました。
ちょうどお腹も空く頃、帰ってからご飯支度しなくていいように用意されたお惣菜は最高に美味しかったです。
たくさんのお母さんたちとお話ししたり、発達相談?姿勢分析?みたいになりながら、お子さんたちの成長にちょっと役立つお話しもさせて頂きました。
お子さんがプラダウイリー症候群のお母さんが、「病気のことを知っている先生とお話しできて嬉しいです」とおっしゃったことも忘れません。
これまでの実践が必ず繋がる役に立つ、形は違えど、こうして今でも子どもたちと関わる機会を頂き幸せです。
久しぶりの”参観懇談“な気分で、生涯を通して子どもたちと関わっていくと思いを強くした日のことを思い出しました。
今回の旅は、札幌を出る時から群馬を発つまでずっと快晴。最後は、真夏の暑さにびっくりしましたが、自分の中で満ちるもの、また削ぎ落とされていくものが明確になるような素晴らしい体験ができた旅でした。
また皆さんに会えることを願っています。